新型コロナウイルスによるリフォーム業界と社会への大きな影響について

日本は元々木材の自給率が4割弱程度となっており、6割強を輸入材に頼っています。新型コロナウイルスの影響により米国や中国の需要が高まったことから輸入材が調達しにくくなり、住宅業界に深刻な影響を与え始めている。

住宅業界の中でもローコストをうたうハウスメーカーも台頭してきたことで、輸入材の依存度が一層高くなっていったという背景があり、このような状況の中で新型コロナウイルスの影響により米国内で都心から郊外に一戸建てを建てる動きが増加したことや、世界最大の木材輸入国である中国が新型コロナウイルスを早期に抑え込んで需要を回復させたことで世界の木材需要が急増した。


その結果、日本は輸入材が調達しにくくなり、ウッドショックが生じてしまったということです。



ウッドショックに関連して住宅業界だけではなく我々リフォーム業界にも大きな打撃を与えている問題が大きくまとめて3つある。


・1つは各リフォームメーカーの仕入れ単価の大幅な値上げ


ウッドショックに追い打ちをかけるように、木材以外でも壁紙や床材などの建材も値上げが続いている。値上がりの大きな要因は、原油、鉄、アルミ、銅などの「原料高」に問題があるとのことで、国内の建材メーカーの中には原料高の影響により、すでに具体的な数字を公表して自社商品の値上げに踏み切った企業も少なくない。


内装材最大手の「サンゲツ」は、壁紙や床材などを9月から13~18%値上げした。同社は値上げの理由について、壁紙・床材・窓枠・網戸などさまざまな製品に使われる塩ビ樹脂・可塑剤やナイロン・ポリエステル繊維などの原料価格が値上がりしたことを挙げている。


化粧板や人工大理石カウンターなどの製造販売を行う「アイカ工業」も、11月1日から建装建材商品を現行価格比で5~25%値上げした。同社の値上げ理由も先述のサンゲツ同様、原料高であり、住宅設備メーカーの「LIXIL」は、住宅向け商品のメーカー希望小売価格を、2022年4月1日以降の受注分から値上げすると発表した。

最大で、ユニットバスが39%程度、トイレが33%程度、キッチンが11%程度の値上げになる。

原材料価格が高騰しているのに加えて、コンテナ不足による輸送費の上昇などが値上げの要因としている。



・2つめは仕入れ単価の高騰に伴う施工料金の高騰に発注者側がついていけていない。


1つめの問題に関してあくまでも受注会社・施工会社側の問題だと他人事に思う方も多いと思うが、不動産投資家や一般消費者の支出が同じ施工・クオリティにもかかわらず平均10~20%程度施工単価が上がってしまっている現状に発注者側は施工業者に対して不安感・不信感を感じる方も少なくない



・3つめは上記2点の問題による施工会社や工務店の倒産による職人の減少


工事金額が上がったことにより今までよりも工事の依頼が減り倒産した会社もあれば、工事金額は各大手メーカーが大幅な値上げをする前の工事金額のまま据え置きで工事を受注し薄利多売でどうにか仕事を繋いでいたが、その結果体を壊して廃業、もしくは職人の仕事離れが進んでいる。



~これからのリフォーム業界~

・今後私たちは持続可能な社会を築いていくために、今までのような同業同士での市場の奪い合いをするのでは無く「サスティナブルな新たなリフォームの形」を共に造り上げていく必要があり、私もその一人として常に考え・行動し続けたいと思う。




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